AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

【無駄遣い】無駄遣いの価値

こんにちは、あきとです。

ぼくはお金を貯めるのと同じくらいお金を使うことが好きです。

自分の生活防衛資金を確保しつつ、自分の好奇心を満たしながら、楽しく消費活動をしています。この楽しさは、徹底した節約生活からは得ることはできません。

この記事では、節約だけでは得られない二つの価値を紹介したいと思います。

新価値

お金を使うことの価値の一つ目は、その対価として、支払う金銭的価値に見合う程度の新しい価値を手に入れることができることです。

お金の放棄が、価値の獲得につながります。

たとえば、お金を無尽蔵に預貯金口座に眠らせておくだけでは、そのお金は微々たる利子を生むだけです。他に何ら特別な価値を生み出すことはありません。

ですが、お金には優れた別の使い方があります。

代表的には、生産物などの交換手段として用いる「消費」と、一定のリスクを含む株式や債券との交換手段として用いる「投資」です。

消費は、「栄養」や「感情」等の価値を生む手段。

たとえば、近所のケーキ屋で、人気のショートケーキを購入する場合には、そのケーキの味や触感が一時の細やかな幸せな感情を生み出してくれるでしょう。その瞬間がその人の大切な思い出になることもあります。

一方で投資は、お金でお金を創造できる画期的な手段です。これはいわずもがな、お金がお金を生むという邪道な使い方です笑。

以上のように、消費も投資も、単なるタンス預金だけでは得られない価値を生み出してくれます。お金を使うことは、一方では無駄に見えますが、一方では生産的なのです。

自己認識

第二に、自分の性格や嗜好を再認識できるからです。

お金が価値を生み出すのは前述したとおりです。

ですが、その価値の大きさは、当然お金を使う人により異なります。

なので、自分が感じる価値の程度を実感するためには、自分で実際にお金を使い、そこから得られる価値の大きさを自分で実体験するしかありません。

そして、この価値の程度は、そのままその人の趣味や嗜好の方向性を示す基準になります。

たとえば、自分の嗜好に合うコーヒーは、スタバやドトールなどのカフェなどに実際に出向いて、そこで売られている色々な種類のコーヒーを試しに注文して、その中から自分の感性が反応するコーヒーを発掘することで、はじめて見つけることができるでしょう。

世間の声ももちろん大切な判断材料ですが、それはとどのつまり他者の意見や感想です。

他者の意見や感想は、他者の趣味や嗜好を示す材料に過ぎません。

自分の趣味や嗜好は、自分の実体験を通してはじめて可視化するものなのです。

まとめ

多くの人にとってお金は労働力を提供した対価として得られるもの。

ですから、そのお金を軽々しく手放すことに一定の抵抗を覚える方も多くいると思います。

ぼくも数年前までは節約思考に支配されていて、消費に意欲も楽しみも感じられませんでした。結果的に、刺激がなく、変わり映えもない虚無に満ちた生活を過ごしていた覚えがあります。

ですが今では、最低限の節操は(貯金200万円)保ちながら、余剰資金の一部を使い、自分が気になる食べ物を食べたり、行きたい場所に電車で遠出したりするエネルギッシュな日々を過ごすことができています。

過度な節約志向は、懐を潤してくれます。

一方で同時に、人生を干からびた味気ないものにしてしまいます。

皆さんも、一定の予備資金を確保した後は、余剰資金を消費や投資に配分して、未知の新しい価値を得たり、自分の嗜好を再発見したりできる充実した旅へ出立してみてはいかがでしょうか。