AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

#15 英語翻訳アプリ「DeepL」のおかげで卒論が進みまくり

公務員試験が終わり、一息つきたいと思っていた矢先につきつけられた「卒論提出」という現実。

ぼくは国際政治学、中でもアメリカにおける移民問題について研究しているので、国内の文献は当然のこと、アメリカで出版された雑誌や論文の内容をいろいろと読まないといけません。

ただ、アメリカの文献は必然的に英語。ああ、英語。

ぼくは英語が読めないわけではないのですが、専門的な内容の文章を読まなければならないので、それなりに時間がかかってしまうのです。

ただぼくは、DeepLという翻訳アプリに出会ってから、格段に執筆スピードがあがりました。

そこで今回は、ぼくがネットで見つけた「あれ?Google翻訳敗北じゃね?」的なアプリケーションを紹介したいと思います。

 

目次

 

DeepLの概要

DeepLとは、「世界一高精度な翻訳ツール」のこと。

www.deepl.com

対応している言語は、日本語や英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、中国・・・など多数。ちなみに、韓国語はないようです。

運営している会社はドイツのケルンに本拠地をおいており、日本を含む世界数十か国でDeepLを展開しています。

・・・

って、なに新聞口調で偉そうに語ってるんだよって突っ込みが入りそうなので、概要紹介はこのくらいにしておきます。

まあ、とりあえず「ドイツのDeepLって会社半端ないってマジで」と覚えておいてください。

次は、具体的な機能の紹介です。

DeepLの機能

DeepLの機能といっても、まあ、翻訳ですね笑

月数百円で加入することができる有料プランも用意されていますが、本質的な機能は無料バージョンと変わりません。有料になれば、文字数制限がなくなったり、APIみたいな謎の機能が使えるようになるそうです。

無料でも、5000字までならどの言語でも翻訳可能なので、卒論程度に使えればいいと考えているぼくなら無料バージョンで十分です。

むしろ、おつりが来ます。

www.deepl.com

 

<画面(web version)>

f:id:akito3240:20211010102942p:plain

 

これが、ウェブバージョンの画面です。

くだらない広告や変なキャラクターがないので、気分良くガンガン翻訳することができます。

使い方は、左に翻訳したい文章を入力したりペーストしたりするだけです。

さきほども書いた通り、一度に翻訳できる文字数には5000文字の制限がありますから、たとえば10000文字を翻訳したい場合は、二回に分けないといけませんね。

さて、わざわざ「ウェブバージョン」と明記したということは、アプリバージョンもあるということです。

それが、こちら

 

<画面(windowsのアプリバージョン)>

f:id:akito3240:20211010105727p:plain

 

さすがアプリバージョン。

ウェブバージョンよりもさらにスタイリッシュな見た目になりました。ぼくはもっぱら、アプリのほうを使用しております。

使い方や文字数制限については、ウェブバージョンと変わりません。

さてさて、ウェブやアプリのデザインがいくら良くても、翻訳の制度が悪ければアプリとして使い物になりません。

というわけで次に、具体的な翻訳性能についてめちゃんこ簡単に紹介していきます。

題材は、とりあえずBBCニュースに掲載されていた記事をテキトーに選んでみました。

Lebanon left without power as grid shuts down - BBC News

Google翻訳とDeepL翻訳の双方を比較してみるのですが、結論を先に言います。Google翻訳はThe直訳、DeepLはThe意訳でした。DeepLの圧勝です。

まずは、Googleから。

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GOOGLE翻訳

f:id:akito3240:20211010110942p:plain

 

<DeepL>

f:id:akito3240:20211010111057p:plain

 

Google

声明の中で、レバノンの国営電力会社は、国の電力の約40%を供給している2つの発電所の閉鎖も確認しました。

伝えられるところによると、彼らの閉鎖は電力網の「完全な停止」につながり、「その間に操業を再開する可能性はない」と述べた。

アルジャジーラは、国営電力会社の事務所の外にある北部の町ハルバでの抗議と、トリポリ市でタイヤを燃やして道路を封鎖している住民を報告している。

国はまた、2020年8月のベイルート爆発の余波に取り組んでおり、219人が死亡し、7,000人が負傷した。

爆発の後、政府は辞任し、政治的麻痺を残した。ナジブ・ミカティは、前政権が辞任してから1年以上経った9月に首相に就任した。

先月、過激派グループのヒズボラは、不足を緩和するためにイランの燃料を国に持ち込みました。その反対派は、グループがその影響力を拡大するために燃料供給を使用していると言います。

 

DeepL:

レバノンの国営電力会社も声明の中で、2つの発電所の停止を確認しました。この2つの発電所は合わせて同国の電力の約40%を供給しています。

声明によると、発電所の閉鎖により電力網が「完全に停止」し、「当面、運転再開の可能性はない」とされています。

アルジャジーラによると、北部の町ハルバでは国営電力会社のオフィス前で抗議活動が行われ、トリポリでは住民が燃えるタイヤで道路を封鎖しているという。

また、同国は2020年8月にベイルートで発生した219人の死者と7,000人の負傷者を出した爆発事故の余波にも悩まされています。

この爆発事件の後、政府は総辞職し、政治的には麻痺状態となった。9月にナジブ・ミカティ氏が首相に就任したが、前政権の退陣から1年以上が経過している。

先月、過激派組織「ヒズボラ」がイラン製の燃料を持ち込んで不足を解消した。ヒズボラの反対派は、ヒズボラがこの燃料供給を勢力拡大のために利用していると主張している。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

 

 

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www.deepl.com

まず違うのが、タイトルの翻訳性能。

Lebanon left without power as grid shuts down

普通に訳したら、「レバノンンは、送電線が落ちて電力がなくなった」みたいになりますよね。

Googleの場合は「グリッドがシャットダウンしたため、レバノンは電力が供給されないままになりました」だったのにたいして、DeepLは、レバノン、送電網が停止して無電力状態に」です。

英字新聞や英語ニュースサイトの見出しをすぐに理解することはなかなか難しいです。過去形やら現在形やらがかなり省略されているからです。

しかしながらDeepLの場合は、読解が難しい見出しであってもとてつもない精度で翻訳してくれます。

日本語新聞の見出しとしてのっていても、翻訳してあると気づかないレベルです。

肝心の内容についても、文末や接続詞、多義語、強調表現などをはじめとする多くの部分において、Googleとは比較にならないほどの分かりやすさと読みやすさを実現しています。

たとえば、以下の英語の文章の翻訳結果を見比べてみましょう。

 

「Many Lebanese people already depend on private diesel-powered generators for power. These however have become increasingly expensive to run amid the lack of fuel, and cannot cover for the lack of a nationwide power grid.」

Google:多くのレバノン人はすでに電力を民間のディーゼル発電機に依存しています。しかし、これらは燃料不足の中で実行するのにますます費用がかかり、全国的な送電網の不足を補うことはできません。

DeepL:レバノンでは、多くの人々が自家用のディーゼル発電機で電力をまかなっています。しかし、燃料が不足しているため、発電機のコストはますます高くなり、全国的な電力網の不足を補うことができません。

もう、解説不要ですよね。

言いたいことはグーグル翻訳でも十分伝わりますが、「読みやすさ」は圧倒的にDeepLに軍配が上がります。

 

www.deepl.com

ぼくのDeepLの使い方

ぼくはDeepLを主に、卒論を書くときに使っています。

冒頭にも書いた通り、大量の英語文献を日本語として理解できるので、ストレス軽減・時間節約につながっています。

ただ、注意していることが一つだけあります。

自分の論文に引用したいと思う箇所が見つかった時には、該当部分を必ず自分でも読んでおくということです。

超高性能ツールといえども、やはり機械です。

もし「not」のかかっている部分を大きく間違えてしまっていた場合、そのまま引用したらとんでもないことになりますよね。主張が真逆になるんですから。

そうならないためにも、論文を引用する際には自らのダブルチェックを欠かさないようにしているのです。

まあ、注意していることとしてはそれくらいですね。

たまにFOXニュースとかを読むこともあるのですが、短めのニュース記事はいちいち翻訳するよりも自分で読んじゃったほうが早いこともあります(まあ、だいたい途中で詰まって翻訳する羽目になるんですけど笑)。

なので、時間対効率を見て使うか使わないかを決めている感じですね。

PDFがうまくペーストされない

英語の論文を翻訳しようとする際にネックとなるのが、PDFのコピペです。

英語論文のPDFをそのままコピペすると、段落が謎のところで切れてしまうんですよね。

著作権的な問題で写真は載せられないのですが、部分部分で文章が途切れてしまうんですよ。

DeepLはまだPDF翻訳に対応していませんし、なかなかの悩み所です。

そこでぼくがつかっているのが、URL欄。

PDFの該当箇所を「Ctrl+C」でコピーした後、「Ctrl+V」でURL欄に貼り付けます。

そのあと、「Ctrl+A」で全選択をした後、「Ctrl+C」でコピーします。

最後に、webバージョンのDeepLに「Ctrl+V」でペーストすれば作業完了です。

アプリバージョンであれば、全選択をした後に「Ctrl+C+C」を押すと、勝手にペーストされるのでとても楽です。

「Ctrl+C+C」の部分は、DeepLに自由に設定できるショートカットキーです。各自使いやすいキーに変えることもできます。

これで、謎のところで段落が途切れてしまう状況を回避することができます。コントロールキーを使えば楽なので、ぜひ試してみてください。

まとめ

翻訳といえばGoogle翻訳という時代がつづいていましたが、ぼくは以前からGoogle翻訳の性能に疑問を抱いてきました。

だって、思いっきり直訳だし、時々文法を普通に無視するからです。

そういう中で見つけたのがDeepL。

2か月くらい前から使っているのですが、まじでDeepLがなければ卒論を書けないほどに重宝しています。

そう考えると、ネット環境が今ほど整備されていなかった頃に卒論を書いていた人たちって、とてつもなく優秀だったんでしょうね。

ああ、早く卒論を完成させて、ウイイレや、読書、旅行、映画、食べ歩き、サッカーに打ち込みたいです。