AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

#46 【健康法多すぎ】健康法が大量増殖している根本的な理由を考えてみる

まくら

おにぎりとチョコレートが大好きな20代男性、あきとです。

本来食事というのは生きるためのエネルギーを得たり、食べるという行為を楽しんだりするためにする行動です。

なので、なにを食べるべきかとか、なにを食べるべきでないかとか。

あるいは、いつ食べるべきかとか、何時間食べない時間を設けるべきかとか。

それらは、基本的にぼくらが自由に決められるはずです。

ですが最近の世の中には、そこに「絶対解」をみつけようとしてしまう流れがあるような気がします。

楽しい行為である「食事」というものにたいして、誰にもあてはまるような正解をみつけたがるような傾向。

ぼくは、こういう傾向が生まれてしまった背景・理由が気になりました。

今回は、相反するさまざまな健康法が絶対的な正義であるかのように宣伝されてしまっている現状をかえりみるような記事を書いてみたいと思います。

背景

ネットや本屋さんには、星の数ほどの健康法がうじゃうじゃと敷きつめられている様相が広がっています。

余談ですが、たいてい「草!」な題名ですよね。「~大学式健康法!」とか、「~絶賛!人生最後のダイエット!」とか「ビジネスパーソンのために~!」とか。なんか、見てるこっちまで恥ずかしくなるような題名ばかりです笑

たとえば、16時間断食、月曜断食、糖質制限、青汁健康法、金森式云々などなど。

糖質を食べない方がいいという論者もいる一方で、糖質抜きは睡眠の質を下げたり寿命を縮めたりするから健康に悪いと一刀両断する識者もいます。

あるいは、一日に16時間絶食する時間を設けることが長寿につながるという方がいる一方で、過度な断食は筋肉を粉々に粉砕して基礎代謝を下げてしまう危険性があるからおすすめしないとする方もいます。

なぜこれほどまでに、いろいろな健康法が世に放りだされてしまっているのか。

この現象を説明するのは、実はめちゃんこ簡単だとぼくは考えています。

理由

さまざまな健康法に目まぐるしく翻弄されている世界。

その理由は、「見地」の違いだとおもいます。

見地とは、簡単にいえば立場のことです。

物事をどのような角度・視点から観察しているのか、その物事をどのように物語っているのか。

そうした見地の違いがあるからこそ、健康法も無限に生産されているし、今後もどんどんつくられていくのではないかと思うわけです。

ではその見地とはいったい何なのか。

それは、それぞれの人の年齢や性別、生育環境、持病、専門分野、家族構成などです。

管理栄養士のかたは、「一日三食バランスよく」という格言を述べますし、

身体も脳みそも筋肉でできているような人は、「タンパク質が命だ!一日5個のゆでたまごを食せよ!」みたいなことをいいますし、

現代の過食に警鐘を鳴らす人は、「いいか?江戸時代の人は二食だったのだ。三食なんて必要ないのだ」のような決まりきったことをいいますし、

ビジネスをしている人は、「このサプリはあらゆる栄養素の凝縮剤だ」とか酵素水でデトックスや!」みたいなことをいいます。

立場が違えば、いいかえれば、健康問題を語る上での「切り口」が違えば、それぞれの人の結論も当然異なるものになります。

一見相反するようないろいろな健康法が、「これぞ正解」と言わんばかりのキャッチフレーズとともに世に売りだされているようになったのには、こういう事情があるのではないかと思うわけです。。

では、具体的にどのような「切り口」の違いがあるのでしょうか。

次はその部分に触れちゃおっかなと思ってまーす。

ぼく自身栄養学に関する知識は皆無ですが、料理とかは割と好きな人間なので、健康法に関する本もおもしろ半分でたまに読んでいます。ほぼ実行しませんが笑。

この段落では、最近の健康法界隈で意見が分かれやすいいくつかの論点にフォーカスすることで、なぜ語り手によって考え方の隔たりが生じているのかを考えてみたいと思います。

さあここでは、いろいろな登場人物に出てきてもらいましょう。

  • Aさん:管理栄養士
    • 主張:朝昼晩の三食の食事習慣をつづけていくことが、長期的な健康に資する!
  • Bさん:筋肉マン
    • 主張:あらゆる細胞の構成要素であるタンパク質の摂取が基本である!
  • Cさん:断食愛好者
    • 主張:からだの浄化作用に貢献する一定時間の絶食を行うことが長寿の秘訣である!
  • Dさん:糖質制限
    • 主張:血糖値の乱高下の元凶であり悪性新生物のえさとなる糖質を断つことが食習慣において最も肝要である!

さて、A~Cさんの意見はみんな違いますが、おなじことがひとつだけあります。

それは、彼らがみな「楽しく長く暮らすため」に健康法を考案しているという点です。

つまり、「手段」にこそ差はあれども、「目的」は共有しているということですね。

これを念頭においておきましょう。

朝ご飯

まず浮かび上がる論点の違いは、朝ご飯です。

ぼくの朝ご飯に関する記事は、以下で少しだけ触れているのでよろしければ・・・。

akito-library.hatenablog.com

朝ご飯は一日の最初に口にする食事として大切なものではあります。

ですが考え方によっては、朝ご飯を食べることを否定的にとらえるひともいらっしゃるようです。

申し訳ありませんが、ぼくは糖質制限にはくわしくないので、Dさんの「見地」については省略しますね。

  • Aさん:朝ご飯による「咀嚼」と胃の「ぜん動運動」の活性化は、体内時計や睡眠の質に大きな好影響を及ぼす!エネルギー摂取の過度な減少はからだを省エネモードにするため、筋肉の大幅な破壊と基礎代謝の低下を招く!代謝の低下は、細胞を新しくつくりだすための新陳代謝のはたらきをも抑制してしまい、それが老化の促進につながりうるのだ!朝はしっかりとバランスの良い食事をするように!
  • Bさん:朝ご飯を抜くと筋肉が減るぞ!筋肉量を維持するためにも、少なくともタンパク質は取らないといけないのではないか!
  • Cさん:朝ご飯?そんなものはビジネスの謳い文句だ。朝は排出の時間なんだから食料を体に入れるのは正しくない行動である!しっかりと水分を摂取していれば問題ない。さらにお昼ごろまで絶食できれば、細胞の浄化作用であるオートファジーも働くのだ。朝ご飯なんていらない!

わかりますか、この意見の違いよう。

朝ご飯を「なにと結びつけて」語るのかによって、彼らの意見はまったく違うものになってしまうのです。

Aさんは、朝ご飯を「代謝」や「体内時計」という観点で考えています。

Bさんは、朝ご飯を「筋肉の維持」という観点で考えています。

Cさんは、朝ご飯を「オートファジー」、「排出」という観点で考えています。

どれが正しいとかどれが間違っているかの議論はここではしません。

ぼくたちにできることは、真実性を検討しつづけることですからね。

それぞれの意見のベースとなる根拠にはどれほどの真実性が認められるのかどうか、そういうことをダラダラと考えていかないといけないですよねえ。

腸を休める

二つ目に取り上げたいのが、「腸」問題です。

  • Aさん:筋肉でできている胃腸を定期的に動かしてあげることは、栄養を消化・吸収する腸の働きを長期的に維持するために必要不可欠なことである!使わない筋肉が弱化するのは周知の事実。消火に負担をかけるおかず(特にたんぱく質)の摂取量に気をつけていれば、腸が極度に疲弊するようなこともないのだ!
  • B:タンパク質!
  • C:一日三食という食習慣のせいで私たちの腸は疲労困憊である!一日の間で16時間程度は腸を休ませてあげることが長寿の秘訣だ。

腸についても、意見はわかれます。

Aさんは、腸を「筋肉」、「消化吸収」という観点で考えています。

Bさんは、タンパク質。

Cさんは、腸を「休ませるべき場所」という観点で考えています。

100歳以上の人の9割近くが一日三食を食べているという事実にかんがみると、Cさんの主張はあまり現実性がないかもしれません。

「100歳100人調査 実態調査2021」コロナ禍でも変わらない長寿の秘訣元気な100歳の実態 徹底分析!?|キューサイ株式会社のプレスリリース

しかしながら、「腸」に大きな負担をかけるような食事をしない方がいいという点では、AさんもCさんも共通していますよね。

だから、なに?

世の中には無限の食事法がありますが、それぞれにきちんと?した理屈があるのも確かです。

ぼくたちが目を肥やしてみなければらないのは、健康法の斬新さとかその体験談ばかりではありません。

その健康法がどういう「視点」の人によって語られているのか、なにを根拠にしているのか、そういうことを見極めなければいけないのかなと思ってまああす!

これって、コロナとかも同じですよね。

感染症専門医」と「お偉い官僚」、「子持ちの親」では、コロナに関するいろいろな政策について違う意見をもっている気がします。

休校にしろ、ワクチンにしろ、2類や5類の判断にしろ。

まあ、「だから、なに?」って話なんですけどね。

世の中で「確からしい」として広まってしまっている意見は、少なくとも「ある人」によってつくられたわけです。

であるならば、その「ある人」がどういう見地に立っているのか、それを支持する人がどういう立場にあるのか。

ぼくたちはこういうことをモニタリングしなければならないのかなと思ってます。

まとめ

人によって物事を語る上での切り口が大きく変化することを意識することはあまりないと思います。

ですが世の中には、その「切り口」の数だけたくさんの意見があるのです。

そう考えてみると、自分の意見ばかりを、すなわち、自分の切り口ばかりを相手に押し付けてしまうのは、やはり卑劣だなあと思ってしまいます。

・・・

で、結局この記事でいいたかったことって何なのでしょうね。

回り道をしすぎてよくわからなくなってしまいましたが、とりあえず、健康法が大量に増殖している背景はある程度説明することができたのかなと思いますう。

雑記

最近菅野仁さんっていうお偉い教授さんが書いた「18分集中法」って本を読んでます。

まだ読み終わっていないのですが、中途半端な短い時間だけ集中して物事に取り組むというシンプルかつ具体的な考え方に魅了されている最中です。

菅野さんは、入試でも使われることの多い「友達幻想」みたいな題名の本も出しているような文筆家なので、文章もわかりやすいんですよね。

はやく続きを読みたいです。