AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

【米国投資】ぼくは米国株ではなく米国に投資する

はじめに

こんにちは、あきとです。

新NISAがはじまり早半年が経過。

「右向け右」が代名詞である我が日本人の大多数は「オルカンワールドインデックス」と「S&P500指数」に連動するインデックスファンドに実直に積み立てているようです。

日本人らしく実直かつ勤勉な積立方針ですね。

ちなみにぼくは新NISAで米国一国集中型のポートフォリオを組み立てています。

今回の記事では、ぼくが米国を重視する根拠を、正確にいうと、米国という「環境」を重視する根拠を4つほどあげようと思います。

結論:S&P500とNasdaq

ぼくはつみたて投資枠で月10万円をSBI.V.S&P500に、成長投資枠で月10万円をニッセイNasdaq100に積み立てています。

非凡な才能をもたないので、ひとまず指数に連動する商品をコツコツ買うだけ。

タイミングよりタイム。

BUY AND HOLD。

巷にはいろいろな格言がありますが、要するに「いじるな、見守れ」です。

以下では、具体的に、ぼくが米国市場を重視する理由を列挙していきます。

1:レジリエンス

一つ目の理由はアメリカの誇る桁違いの強靭なレジリエンスです。

アメリカが擁する軍事力は他の追随を許さない堂々の世界一位。

殊に海軍力において右に出る国はまずいません。

日本とは違い、アメリカは、軍事品の開発・製造に多額の資金を充当していますし、その質もピカイチ。自国の防衛に対する姿勢が日本は段違いなんですね。

別にぼくは軍事の専門家ではないので、くわしい軍事戦略に言及することはできませんが、やはり国内秩序の安定の基盤には、確固とした物理的な頑強性があるべきだと思います。

その点でアメリカは、他国を圧倒するレジリエンスを有する。だからこそ、その屈強さに守られた米国は、安定した成長性を確保できる株式市場だと、ぼくは考えているのです。

2:自立性

2つ目の理由は、アメリカの国家としての自立性です。

自立性とは端的にいえば、エネルギーと食糧の自給率です。

アメリカは高水準のシェールオイルの採掘技術を駆使して2010年代には原油の生産量を拡大。いまでは産油国として名高いサウジアラビアやロシアを差し置いて世界第一の原油生産量を誇ります。

加えてアメリカは農業国。広い国土面積を生かした効率的な農業経営が、大量の食糧生産を可能にし、さらに最近では遺伝子組み換え技術等のバイオテクノロジーの発展を背景に、農業経営が経済活動に占める比重も拡大しているようです。

人も経済もエネルギーがないと、次第に衰え、果ては朽ち果てていきます。

人にとってのエネルギーは食料。

経済にとってのエネルギーは資源。

国の生命線は人と経済、すなわち食料と資源なのです。

そしてぼくは、国の生命線を他国に握られる国よりも、その手綱をしっかりと自分の手で握ることができる自立した国の方が断然信用できます。

3:新陳代謝

3つ目の理由は、国内の新陳代謝が活発であることです。

端的にいえば、移民(但し正規に限る)の流入や雇用の流動性、資本の流動性など、常に国内の要素(生産、雇用)が滞りなく循環しているということです。

ちなみにこの新陳代謝について日本では実施してほしくないと思ってます笑。昔の日本型雇用が大好きなので。

人や資本が還流しているということは、すなわちそれだけお金が動く。物が動く。すなわち経済が動くのです。

加えてアメリカはその動きに年々拍車がかかり、その経済規模の拡大は留まるところを知りません。

たしかに、正直金融経済頼みなところは否めません笑。ただ、お金が預貯金口座に停滞して、まったく社会に顕出されない国よりも、手段はどうあれしっかりお金が循環するアメリカのほうが経済活動は拡大していくと思います。

4:国民性

四つ目は、国民性です。

アメリカ人って、とにかく楽観的。楽観的に考えて、楽観的に行動して、楽観的に評価する。そんなハッピーな人たちです。

ぼくは海外はアメリカしか経験していないので、どうしても日本との比較になりますが、やはり日本人はどこか奥手なところがあるというか、遠慮深いというか、そんな性質がありますよね。

一発逆転のビジネスに向くのはやはりアメリカ人でしょう。

そもそもアメリカは移民の国。フロンティアスピリッツ溢れる野心家が開拓した国家なのですから、それも当然と言えば当然かもしれませんね。

まとめ

今回は、ぼくが米国の企業ではなく、米国の「環境」を重視する理由を紹介しました。

  • 物理的に頑強な国であり、
  • 食糧と資源を自力で確保できる自立した国であり、
  • 人や雇用、資本の流動性が極めて高い国であり、
  • フロンティアスピリッツ溢れる国民性を有する国である。

以上が今回挙げた4つの理由になります。

栄枯盛衰に溢れる現代のビジネス環境。

激烈な環境にあっても、ビジネスの「場」としての優位性を有する国では、必然的に先端産業が芽生え、新興企業が続々と産声を上げる。だからこそ、米国企業はグローバルな舞台で安定的に熾烈な需要獲得競争を勝ち抜くことができる。

土壌が肥沃であれば種は発芽し立派に成長する。

そんな期待があるからこそ、ぼくは米国集中型のポートフォリオを組み立てているのです。

このポートフォリオはリスク分散としては最悪ですが、ぼくの信念の顕れとしては満点です笑。今後もSP500とNASDAQとともに成長していきたいと思っています!