AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

【就活】公務員を選ぶ理由と選ぶべき人

こんにちは、あきとです。

先月志望先の会社から内定をいただきました。。ぼくの就職活動も晴れて幕引きです。

今回は、ぼくが就活の中で得た内部事情や雑知識をご紹介します。

就活を終活したばかりのリアルな声をお届けいたします。

公務員・民間

平穏・安寧な生活が保障された公務員。

変化と刺激に富む民間企業。

大学生の誰もが、社会人としてデビューする初手をこの二つの中から選ぶことになるでしょう。中には二つの対策を並行して進める気力溢れる方もいると思います。

ぼくは初めから公務員しか視界に入れていなかったので、対策も公務員一本で進めることにしました。

公務員のプラス面

  • 安泰=この安泰とは、「経済的」安泰と「精神的」安泰のこと。収入から昇進まで原則すべてが平均的で普遍的な過程を辿るため、将来の見通しや人生設計が極めて立てやすい!
  • 保障=公務員は、退職金や住宅手当(最大28000円)、通勤手当、勤勉手当及び期末手当(いわゆる年2回のボーナス)年次休暇、病気休暇、夏季休暇などの収入以外の保障部分が大変充実!一方で退職金の威力は漸減中・・・。
  • 社会的信用=公務員は社会的な信用が徒に高い。個人的には、これが一番のメリット。この肩書は、日本で生活する切符としては最高の利便性を誇る。クレジットカードの審査、賃貸住宅の入居審査、住宅ローンの審査など、日本では不可避な各種の審査を物の数秒で通過できる最強ツール。

余談ですが、ぼくはポイ活で10枚近くのクレカを発行してきました。どのクレカの審査も1~2日程度で終了し、結果はすべて承認。公務員の肩書の威力は半端ではないです笑

公務員のマイナス面
  • 若手の薄給=新卒公務員の手取りは20万円行かず。地域手当の有無が明暗を分ける。給与も年々微増するだけ。10~15年間の継続勤務が資力形成の味噌になる。辛抱強く勤めあげられる人だけが得する職業かもしれない(金銭的には)。
  • 無味乾燥な仕事内容=研究職や技術職及び専門職を除けば、公務員の仕事内容は原則的に発展性に欠けた定型作業の塊。政令や通達に従いマニュアル通りの手順で担当事務を粛々と処理するのみ。採用説明会やパンフレットは「客引」と「宣伝」の商売道具であるから、その煌びやかな謳い文句に騙されてはいけない。

これらが公務員のメリットとデメリットです。

一般的に流布しているイメージと重なり合う部分が多いと思いますが、今回はそれらのイメージを詳細かつ具体的に記述してみました。ご参考になれば幸いです。

公務員一点突破

先述した通り、ぼくは公務員の対策しかしていません。以下ではその理由をご紹介します。

平穏な生活

第一に、過剰な競争を忌み嫌う性格だからです。

望まない競争は、無意識に精神を緊張させます。平穏な生活を目指すぼくには必要ありません。

たとえば、出世競争やノルマの達成。常に誰かと競い、競わされる環境

また、競争には基本的に終わりがありません。競いたければどこまでも競えます。そして、競争の数だけ常に敗者が存在するのです。

中学受験がいい例です。中学受験が終わり安心したのも束の間、次は大学受験で同級生に勝たなければならない。そのわずか3~4年後には、就活という椅子取りゲームで同年代と競わなければならない。

終わりなき緊張に苛まれる日々。そんな環境はもうお腹いっぱいです。

平安な心

第二に、ぼくが過度な不安症だからです。

不安な人は、その程度が過ぎると、神経過敏になり、周囲の悪意や危険を察知しやすくなります。そんなぼくが、変化と刺激にあふれる民間企業に入社したらどうなるのでしょうか。いつ倒産し、いつ合併し、いつ人員整理を行い、いつ失業するかも不明確な就業場所。こういう場所に勤務すれば、ぼくの精神や体力は急激に消耗してしまうこと間違いなしです。

心穏やかに人生を生き抜いていきたい。そんな平坦思考のぼくにとって、公務員はまさに天職です。

公務員の種類

しかし、公務員の種類は一つではありません。不夜城霞が関のような職場から、定時退社が慣行のお役所まで、その事情は役所や自治体ごとに様々です。

その中でもぼくが望むのは「程々」な職場。

残業がゼロで緊張感もない職場は逆に仕事の張り合いが感じられないでしょう。

といいつつ、私用を犠牲にしてまで日々を労働に捧げる奴隷生活も到底受け入れがたい。

ぼくは血眼になりながら、もっとも「平穏・平安」な生活を送れそうな職種を探しました。結果的に志望先から無事に内定を得られた今は、ほんとに安心しています。

おわりに

ぼくはいろいろな職業の利点や欠点を比較検討したうえで公務員を志望先に選びましたが、それはあくまでぼくの価値観を最大限に考慮した結果です。最終的な決断は、各就活生が仕事や人生に求める意義や価値観の内容で大いに変化するでしょう。

ぼくみたいに、平穏と安寧の確保を人生の一義的な価値に据える方もいるでしょう。

一方で、色々な職種を渡り歩いて多方向に豊かな人脈を築きたい方もいるでしょう。

あるいは、専門的な職種に就いて、自分が好きな学習や研究に没頭したい方もいるでしょう。

就活の方向性は、このように人の数だけ無限に存在します。なぜなら就活は究極の自分探しだからです。

みなさんも、自分の感性や哲学を深慮しながら、究極の自分探しを楽しんでみてください。