【公務員試験】就活の日程
こんにちは、あきとです。
ぼくは来年度から公務員として働くことになりました。数か月前までは就活生。筆記試験の合格へ向けた猛勉強に励んでいたのがもう懐かしいです。
公務員試験は、戦略的な計画に基づいて、効率的に勉強を進めることが不可欠です。膨大な勉強量・知識量を限られた時間内で習得しなけれならないからです。
具体的には、「傾斜」をかけることが大切。
この記事では、ぼくの体験を振り返りながら、試験の合格へ向けた具体的なスケジュールや勉強内容をご紹介します。
大学二年生冬:予備校へ
大学二年生の冬に予備校に入りました。
餅は餅屋というわけで、予備校に丸投げした方が精神的に楽だったからです。
予備校は、合格に必要な勉強方法や使用教材を事前に的確に準備・指示してくれる極めて便利なツールですしね。
ただ、試験勉強は、入塾してからすぐに始めたわけではありません。入塾当初は、講義動画やテキストを、休日の暇な時間にベッドの上で呑気に眺めているだけでした。これは勉強ではない。自己満足です。
ぼくが本格的に勉強に取り組むのは、入塾から三か月ほど経過した大学三年生の5月ごろ。
三か月間サボっていたわけですから、当初は山積した講義動画を見るのに必死でした笑
大学三年生夏:10時間勉強
大学三年の夏以降は、毎日6~8時間くらいは勉強していました。
これは、主な僕のスケジュールです。
8月や9月は、大学の授業もほぼ入れていません。結果的に一日最低10時間は机に向かうことができました。
ぼくは大学受験生当時の夏休みに一日15時間勉強を経験していたので、一日10時間の勉強は大した負担ではありませんでした。疲れはしますが、その疲れに慣れていたのです。
この時期の勉強内容は、予備校で配布された問題集を解きまくること。インプット:アウトプット=2:8くらいの比率で勉強していました。
たとえば、ぼくが通っていたTACでは、V問題集という教材が配られます。講義を受けた後は、この問題集を使い徹底的にアウトプットを行います。重要科目(数的処理、憲法、民法、経済学)については、この時期におそらく5周は終わらせていました。
大学三年生秋:雑科目
大学三年生の秋から、雑科目の勉強を始めました。
雑科目とは、出題数は少ないが簡単に知識を習得できて得点源になる科目のことです。
あくまでぼくの解釈です笑
直前の知識の詰め込み学習で、本番で7割程度は正解できるレベルに到達できるでしょう。もちろん、民法等の重要科目のアウトプットも同時並行で継続していました。
勉強の基本は復習です。記憶の蓄積に不可欠な復習はおろそかにしないようにしましょう。
大学四年生春~5月:超アウトプット
年度が切り替わる大学四年の春。もう試験は目の前です。
ここでぼくは、ある特別なことを取り入れた
・・・わけではありません。
勉強内容は、ひたすら知識のアウトプット。
問題集をひたすら周回。弱点はテキストやレジュメで徹底的に補強。
答えを覚えてしまうのであれば、各選択肢の正解と不正解の根拠を完璧に理解できるまで周回してください。
大学四年生5月~:面接対策+アウトプット
この時期になると、面接対策が始まります。
5月上旬ごろから、面接カードで必須となる志望動機や自己PRの検討に取り掛かりました。
これは予備校の方針です。
特別区が終わってからでも十分間に合うというのがTACの意見でしたが、結果的に合格てきたので、たしかに面接の勉強はそこまで焦る必要はないのかなと思います。
特別区の試験後は、裁判所一般職、国税専門官、国家一般職の試験を受けることになっていました。
筆記の勉強は大成した自信があったので、勉強量のバランスをこの時期から面接へと傾斜していきました。
「午前中の2時間は筆記、午後はすべて面接対策」のように、メリハリをつけたスケジュールを組んでいましたね。
大学四年生六月~:面接本番
公務員試験は筆記試験の後に当然ながら面接試験があります。
面接試験は、自分を誇大にアピールして内定を獲得するための最後にして最難関の儀式です(コミュ障のぼくからすれば)。
面接カードの内容は、5月くらいにまとめ終わっていたので、ぼくの課題はその内容を常に諳んじられる程度に脳に叩き込むこと。
具体的には、自分の部屋で練習するのはもちろん、予備校の模擬面接も利用しました。
・・・とはいいつつ、ぼくが実際に予備校の模擬面接を利用したのは3回程度です。
実際の試験は、裁判所一般職と国家一般職、国税専門官の三つの面接を受けました。
特別区は放棄しました。
結果はすべて合格でした。ありがたい限りです。
面接は、「自惚れ」と「努力」と「運」の三要素の総合評価でその合否が決まると思います。
とある漫画の名言を拝借しております笑
いかに自分を誇大に宣伝するか。宣伝内容を幾度となくブラッシュアップできるか。そして、当日の面接担当者との周波数が合うか。
自分が改善・強化できるのは自惚れと努力のみ。
さあ、練習しましょう笑
公務員試験を終えて
耐久と計画
公務員試験は一般的な就活とは比較にならないほど多くの質と量の勉強が要求されます(一部の極小自治体等の例外を除く)。
民法や行政法、ミクロマクロ経済、数的処理、政治学、行政学、社会学他。
その勉強法に正解はありません。
大量の科目を要領よく処理する。
試験日から逆算して緻密な計画を立てる。
難解な理論や数式と格闘して理解を深める。
こういう地道な努力の山積は決して無駄にはなりません。
対話
下の記事でも書きましたが、就活は、自分の人生の足跡を振り返る絶好の機会だと思います。
どういう職種ではたらきたいのか、どういうライフプランを描いているのか、自分の強みは何か、どんな特技や趣味があるのか。
毎日ひたすら自問自答しながら暮らしていいた日々だったので、決して無駄な時間ではなかったです。むしろ、自分のアピールポイント(自分の真面目過ぎる性格など)を自覚したり、過去の経験を深堀したりできた点で、非常に有意義な時間を過ごせたと思います。
【就活】公務員を選ぶ理由と選ぶべき人
こんにちは、あきとです。
先月志望先の会社から内定をいただきました。。ぼくの就職活動も晴れて幕引きです。
今回は、ぼくが就活の中で得た内部事情や雑知識をご紹介します。
就活を終活したばかりのリアルな声をお届けいたします。
公務員・民間
平穏・安寧な生活が保障された公務員。
変化と刺激に富む民間企業。
大学生の誰もが、社会人としてデビューする初手をこの二つの中から選ぶことになるでしょう。中には二つの対策を並行して進める気力溢れる方もいると思います。
ぼくは初めから公務員しか視界に入れていなかったので、対策も公務員一本で進めることにしました。
公務員のプラス面
- 安泰=この安泰とは、「経済的」安泰と「精神的」安泰のこと。収入から昇進まで原則すべてが平均的で普遍的な過程を辿るため、将来の見通しや人生設計が極めて立てやすい!
- 保障=公務員は、退職金や住宅手当(最大28000円)、通勤手当、勤勉手当及び期末手当(いわゆる年2回のボーナス)年次休暇、病気休暇、夏季休暇などの収入以外の保障部分が大変充実!一方で退職金の威力は漸減中・・・。
- 社会的信用=公務員は社会的な信用が徒に高い。個人的には、これが一番のメリット。この肩書は、日本で生活する切符としては最高の利便性を誇る。クレジットカードの審査、賃貸住宅の入居審査、住宅ローンの審査など、日本では不可避な各種の審査を物の数秒で通過できる最強ツール。
余談ですが、ぼくはポイ活で10枚近くのクレカを発行してきました。どのクレカの審査も1~2日程度で終了し、結果はすべて承認。公務員の肩書の威力は半端ではないです笑
公務員のマイナス面
- 若手の薄給=新卒公務員の手取りは20万円行かず。地域手当の有無が明暗を分ける。給与も年々微増するだけ。10~15年間の継続勤務が資力形成の味噌になる。辛抱強く勤めあげられる人だけが得する職業かもしれない(金銭的には)。
- 無味乾燥な仕事内容=研究職や技術職及び専門職を除けば、公務員の仕事内容は原則的に発展性に欠けた定型作業の塊。政令や通達に従いマニュアル通りの手順で担当事務を粛々と処理するのみ。採用説明会やパンフレットは「客引」と「宣伝」の商売道具であるから、その煌びやかな謳い文句に騙されてはいけない。
これらが公務員のメリットとデメリットです。
一般的に流布しているイメージと重なり合う部分が多いと思いますが、今回はそれらのイメージを詳細かつ具体的に記述してみました。ご参考になれば幸いです。
公務員一点突破
先述した通り、ぼくは公務員の対策しかしていません。以下ではその理由をご紹介します。
平穏な生活
第一に、過剰な競争を忌み嫌う性格だからです。
望まない競争は、無意識に精神を緊張させます。平穏な生活を目指すぼくには必要ありません。
たとえば、出世競争やノルマの達成。常に誰かと競い、競わされる環境
また、競争には基本的に終わりがありません。競いたければどこまでも競えます。そして、競争の数だけ常に敗者が存在するのです。
中学受験がいい例です。中学受験が終わり安心したのも束の間、次は大学受験で同級生に勝たなければならない。そのわずか3~4年後には、就活という椅子取りゲームで同年代と競わなければならない。
終わりなき緊張に苛まれる日々。そんな環境はもうお腹いっぱいです。
平安な心
第二に、ぼくが過度な不安症だからです。
不安な人は、その程度が過ぎると、神経過敏になり、周囲の悪意や危険を察知しやすくなります。そんなぼくが、変化と刺激にあふれる民間企業に入社したらどうなるのでしょうか。いつ倒産し、いつ合併し、いつ人員整理を行い、いつ失業するかも不明確な就業場所。こういう場所に勤務すれば、ぼくの精神や体力は急激に消耗してしまうこと間違いなしです。
心穏やかに人生を生き抜いていきたい。そんな平坦思考のぼくにとって、公務員はまさに天職です。
公務員の種類
しかし、公務員の種類は一つではありません。不夜城・霞が関のような職場から、定時退社が慣行のお役所まで、その事情は役所や自治体ごとに様々です。
その中でもぼくが望むのは「程々」な職場。
残業がゼロで緊張感もない職場は逆に仕事の張り合いが感じられないでしょう。
といいつつ、私用を犠牲にしてまで日々を労働に捧げる奴隷生活も到底受け入れがたい。
ぼくは血眼になりながら、もっとも「平穏・平安」な生活を送れそうな職種を探しました。結果的に志望先から無事に内定を得られた今は、ほんとに安心しています。
おわりに
ぼくはいろいろな職業の利点や欠点を比較検討したうえで公務員を志望先に選びましたが、それはあくまでぼくの価値観を最大限に考慮した結果です。最終的な決断は、各就活生が仕事や人生に求める意義や価値観の内容で大いに変化するでしょう。
ぼくみたいに、平穏と安寧の確保を人生の一義的な価値に据える方もいるでしょう。
一方で、色々な職種を渡り歩いて多方向に豊かな人脈を築きたい方もいるでしょう。
あるいは、専門的な職種に就いて、自分が好きな学習や研究に没頭したい方もいるでしょう。
就活の方向性は、このように人の数だけ無限に存在します。なぜなら就活は究極の自分探しだからです。
みなさんも、自分の感性や哲学を深慮しながら、究極の自分探しを楽しんでみてください。