AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

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【平穏と安寧】結婚をためらう三つの理由

こんにちは、あきとです。

ぼくは子供のころから単独行動を好む性格でした。小学生のころは、秋葉原や浜松町に遊びに行くのが好きでしたが、いずれも基本は単独行動。高校生のころは、日帰り旅行や大学のオープンキャンパスに行く機会がありましたが、こちらも基本は単独行動。

誰かを誘い、遊ぶ日を定めて、具体的な行動プランを策定する。誰かに気を遣うこういう作業が億劫に思えて仕方ないのです。

ぼくが、結婚や共同生活に嫌悪感を覚えてしまう要因も、幼少時や学生時代の体験に端を発しているのかもしれません。今回は、その具体的な理由を三つご紹介したいと思います。共感してくださる方もいればちょっとばかし嬉しいです。

①気を遣う

ぼくが結婚をためらう理由の一つ目は、気を遣うことです。具体的には、他人のご機嫌や顔色を伺いながら生活するストレスに耐えられないと思うからです。

ぼくは昔から、人一倍不安症で、周りの空気や危険、悪意、顔色に敏感に反応してしまう性質があります。また、自分の言動が周囲に及ぼす影響にも常に神経をとがらせてしまいます

そんなぼくが、赤の他人と共同生活をしたらどうなるか。間違いなくストレスに苛まれる日々が待ち受けていると思います。

  • あれ、相手の顔色が悪いな。ぼく何か変なこと言ってしまったかしら
  • なんか相手の機嫌が悪いな。ぼくの生活態度に何か問題があったかしら
  • 休日にぼくがソファでだらけていると、相手はぼくの怠惰な姿に嫌悪感を抱かないだろうか
  • ぼくがキッチンを汚してしまうと、相手はぼくのキッチンの使い方で機嫌を損ねないだろうか
  • ぼくが休日に早起きすると、朝早くからリビングで寛いでいるぼくに相手はイライラしないだろうか。

周りの空気に過敏なぼくは、常に上で列挙した不安を抱えてしまうと思うのです。

職場は表面的な人間関係なので、まだ割り切ることができます。ですが共同生活は厳然たるプライベート空間。私的な空間は、だれにも気を遣わずに一人でのんびり寛ぎたいのです。

②仮面夫

二つ目の理由は、仮面を被ることに疲れるからです。

人は誰しもいろいろな仮面を被り生活しています。学校では優等生の仮面、職場では真面目君の仮面、家庭ではイクメンの仮面・・・などなど、挙げればきりがないですね。

ぼくは家で生活する時間まで仮面を被りたくありません。相手に「よい夫」と思われるために、世間的に評価される夫像を追及して、その仮面を被りながら生活する。そんな窮屈な思いは真っ平ごめんなのです。

子どもが生まれてしまうと、これに加えて「いいパパ」の仮面も被らなければなりません。夫・パパの評判は、ママ友やSNSを通じてすぐに流布してしまいます。自堕落な彼らはすぐに、ママ友グループやSNSで悪魔のごとき祭り上げられ、非人格的な言葉とともに糾弾される対象になってしまうことでしょう。

  • あそこのパパ、子育てに熱心なんですって。なんて羨ましいこと。それに比べて、うちの夫ときたら、朝はジムに行って体を鍛えて、帰ったらシャワー浴びてずっとのんびりしてるのよ。もう少し家族に関与してほしいもんだわ!
  • ○○君のパパ、休日は毎日子供を連れて一緒に遊んでいるんですって。子供想いの夫で感心だわ。それに比べてうちの夫は、仕事疲れを癒したいからって休日はずっと家でぐうたら。子供が一人増えたもんよ。ほんと、○○君パパを見習ってほしいわね。

こんな会話、至る所で聞こえてきそうです。ぼくはこういう評価に怯えたくないし、無理に周りから高評価をもらうために、家庭で偽りの自分を演じたくもありません。

周りに気を遣い、仮面を被る。こんな肩身の狭い生活を選ぶくらいなら、孤独の日常を選びたい。だからこそぼくは、結婚にためらいを感じてしまうのです。

心理的別居

三つ目の理由は、心理的別居です。

これは、物理的には同じ空間で生活しているが、お互いがお互いに興味を示さない物悲しい状況を揶揄したぼくの造語です。

ぼくは子どもの頃は根っからのテレビっ子。なので、ドラマやバラエティで、結婚15年以上を経過した夫婦が、家庭内では心理的に別居している状況に陥っている場面を幾度となく目にしてきました。

よく耳にするのが、妻や娘から排斥される夫の姿です。たとえば、仕事が定時に終わり早めに家に帰れる日でも、自宅に居場所がないからしばらくネカフェ等で時間をつぶしてから帰宅する夫。なぜ結婚し、なぜ子供を産んだのか。その自問自答に苛まれる日々を彼は過ごしているのかもしれません。

晴れやかな結婚生活を夢見ても、それが続くのはせいぜい10~15年程度。後先を考えない安易な結婚生活のスタートは、長期的には当人を苦しめる結果になるかもしれない。熟年離婚の増加もこういう事情が背景にあるのは間違いないでしょう。

結婚が将来的に心理的別居に陥るリスクを抱えている以上、そのリスク要因である結婚を選ぶ動機も勇気も必然性も今のぼくにはありません。心理的な別居は、その内実は一人暮らしと何ら変わらないのです。であれば、楽観的な結婚は、自重するのが賢明であると、ぼくは考えてしまいます。

まとめ

今回は、ぼくが結婚をためらう理由を三つに分けてご紹介しました。

最後に概括すると、

①気遣いが疲れる

②仮面を被りたくない

心理的別居に陥る危険がある

の三つでしたね。

経済的な理由はなく、もれなく精神的な理由です笑。今後10年くらいは、心理的な負担がない独身生活を謳歌すると思います。趣味もやりたいこともありますし、暇をすることはおそらくないでしょう。

ただぼくは今23歳。まだまだ世間を知らない無知な若造です。老後も自分一人の力だけで生きていけるなんて、そんなおこがましいことも考えていません。また、今から15~20年後には、人生のパートナーを求めて、婚活をしている可能性もゼロではありません。

15年後もブログを続けていたら、もしかすると、「結婚しました!」みたいな記事を書くかもしれません笑。まあ、それを知るのは15年後のぼくのみ。

しばらくは自分の気持ちに正直に、平穏・安寧な日常を楽しみたいと思います。