AKITOの思考ノート

あきとの備忘録

板チョコレートは一日一枚

#18 ドラゴンボールは決してインフレしていません

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現在21歳のぼくは、6年位前の中学三年生のころからドラゴンボールの魅力に取りつかれるようになりました。

先に今日の結論を書いておきます

決して色あせないドラゴンボールという名作を支えているのは、極端に大量の必殺技などに頼らないで巧妙にストーリーやキャラの性格を創りあげていく鳥山イズムの賜物なのかもしれません

これぞ、当たり前のことを大げさにいうやつ~~~・・・。

目次

 

 

ドラゴンボールの魅力

当時は同じクラスの友達にDBの魅力についていろいろと教えてもらい、近所のTSUTAYAに入り浸っていました。

魅力はなんといっても、濃いキャラクターと鳥山先生のストーリーセンスです。

亀仙人やピラフ、ヤムチャをはじめとする登場人物の性格がしっかり確立しているので、ドラゴンボール」というアニメそのものの軸がぶれないんですよね。

個々のキャラが色濃く出ているからこそ、ストーリーをすんなりと理解することができるのです。

また、敵と味方との一進一退の攻防が行われた末に、思いもよらない方法で決着がつくようなワクワク感は、流石としか言いようがありません。

ドラゴンボールZに限っていえば、主人公の孫悟空が倒した相手はぶっちゃけブウくらいですからね。

フリーザ戦もセル戦も、実は悟空がとどめを刺したわけじゃないのです。

鳥山先生はいい意味でぼくたちの期待を裏切ってくれました。

ご都合主義を心の底から憎むぼくからすれば、主人公「だけ」が変に目立ってしまうストーリーは好きではないのです。

インフレしている!

こんなに面白いドラゴンボールですが、一部の方からは「インフレ」を指摘する声も出てきています。一部というか、多くの人ですけどね。

ちなみに、ぼくもです笑。

だって、インフレしていること自体は事実ですもん。

ここでいうインフレとは、1あたりの戦闘力の価値がどんどん低下しているといいうことです。一般的な経済におけるインフレとは、お金の価値が低下すること(相対的に)。この「お金」が「戦闘力」に入れかわったわけです。たとえば、Z初期のころのぼくたちは、わずか一万の戦闘力に恐れおののいていました。ですが今のDBにおいては、一万戦闘力などないに等しいですよね。「一万」の価値が低下している、それが「インフレ」なのです。

たしかに戦闘力という面からみればインフレをしているかもしれません。

だって、ギニュー戦やフリーザ戦のころは戦闘力20万とか53万で腰を抜かしていたのに、今じゃ億とか京があたりまえですからね。

何が何やら、ですよ笑

ですがある側面から見れば、ドラゴンボールはまったくインフレしていないと思うわけです。

インフレしていない

突然ですが、ドラゴンボールファンの方もそうでない方も、ドラゴンボールのアニメででてくる「代表的」な必殺技をどれくらい言えますか。

ぼくはDBの映画はあまり見ているほうではないので、アニメの中だけで考えてみます。

DBのアニメを3周くらいしか見ていない素人のぼくの場合、これくらいの必殺技しか思いつきませんでした。まあ、悟空とかクリリン、ピッコロは、たぶん上に列挙したものくらいだった気がします。

さて、DBに限らず一般的なバトルアニメには、必殺技はもはや必要不可欠な要素です。

見ている人に冒険心を与えたり、見ている人の心を震わせたりするために、いろいろな作品で多くの必殺技が披露されています。

たとえば、最近話題のキメツの場合は、一人で十個くらいの特殊な技を持てるらしいです。なんちゃらの呼吸みたいなやつです。

イナズマイレブンダンボール戦機は、一人のキャラクターや一つの武器だけでも、かなり多くの技が登場します。覚えきれないです。

王道バトルアニメのドラゴンボールにも、もちろん必殺技は登場します。

でも、よく考えてみてください。

DBはもう数十年近く連載されていますが、必殺技に限っていうと、必要最低限のものしかありません。

悟空は連載当初から登場するキャラで、その分たくさんのバトルを経験しています。

にもかかわらず、使っている必殺技は、もっぱらかめはめ波くらい。

ピンチの時には数倍の界王拳元気玉を使いますが、それ以外の技を使うことはほぼありません。

ピッコロなんて、ぶっちゃけ魔貫光殺砲くらいしかありません。おでこに指をあてて集めた気をビーム状の光線にして解き放つ、ピッコロ渾身の必殺技です。

クリリンも、かめはめ波とか気円斬くらいです。

ドラゴンボールはインフレしていないと感じる部分は、まさにここです。

無駄にド派手な必殺技を増やさずに、一つ一つの必殺技を大事に大事に使いつづけることで、その技の価値を決して落とさないようにしているのです。

・・・なんかめちゃ熱く語ってしまいましたね。

不用意に必殺技を増やさないという美徳

物語が進めば、味方も強くなれば相手も強くなります。

それはバトルアニメの宿命であり、おそらく避けることはできません

率直に申しあげれば、戦闘パワーをしめす戦闘力がインフレをおこすのは、ドラゴンボールが純粋なバトルアニメである限りは当然のことなのです。

DBの場合、少し行き過ぎている感も否めませんが笑

ただ一方で、必殺技についてはどうでしょうか。

たとえば・・

  • DBは、不用意に長ったらしい必殺技を披露しているでしょうか。
  • 不用意にグラフィックだけがきれいな必殺技ばかりを披露しているでしょうか。
  • 無駄に大量の必殺技を持っているでしょうか。

DBに関していえば、決してそんなことはありません。

闇雲に大量の必殺技をくりだして視聴者の耳目を集めようとするのではなく、一つ一つの大切な必殺技を長年使いつづけているのです。

師匠から教えてもらったかめはめ波元気玉界王拳をずっと大事に使いつづける。作者は登場人物たちに、ガンガン新しい技を与えるのではなく、すでに覚えている技を使わせつづける。

これこそが、ドラゴンボールの美徳であり、価値だと思うんですよね。

まとめ

「必殺技が多いアニメがいい悪い」とか、「必殺技が少ないアニメがいい悪い」みたいな二極化した議論をしたいわけではありません。

ただぼくは、必殺技という観点から考えれば、ドラゴンボールは「まったくインフレをしていない」という持論を書きたかっただけです。

姿は変えつつも、ずっと同じ技とともに敵と戦いつづける。

なのに、ストーリーもバトルシーンも食い入るように眺めてしまう。

決して色あせないドラゴンボールという名作を支えているのは、極端に大量の必殺技などに頼らないで巧妙にストーリーやキャラの性格を創りあげていく鳥山イズムの賜物なのかもしれません。

さて、来年も新しい映画の公開が予定されているドラゴンボール

パンちゃんとピッコロが活躍するらしいですね、予告編を見るかぎりは。

どういう物語になろうとも、30年間守りつづけてきたドラゴンボールらしさは永遠に失われないでほしいですね。