【無駄遣い】無駄遣いの価値
こんにちは、あきとです。
ぼくはお金を貯めるのと同じくらいお金を使うことが好きです。
自分の生活防衛資金を確保しつつ、自分の好奇心を満たしながら、楽しく消費活動をしています。この楽しさは、徹底した節約生活からは得ることはできません。
この記事では、節約だけでは得られない二つの価値を紹介したいと思います。
新価値
お金を使うことの価値の一つ目は、その対価として、支払う金銭的価値に見合う程度の新しい価値を手に入れることができることです。
お金の放棄が、価値の獲得につながります。
たとえば、お金を無尽蔵に預貯金口座に眠らせておくだけでは、そのお金は微々たる利子を生むだけです。他に何ら特別な価値を生み出すことはありません。
ですが、お金には優れた別の使い方があります。
代表的には、生産物などの交換手段として用いる「消費」と、一定のリスクを含む株式や債券との交換手段として用いる「投資」です。
消費は、「栄養」や「感情」等の価値を生む手段。
たとえば、近所のケーキ屋で、人気のショートケーキを購入する場合には、そのケーキの味や触感が一時の細やかな幸せな感情を生み出してくれるでしょう。その瞬間がその人の大切な思い出になることもあります。
一方で投資は、お金でお金を創造できる画期的な手段です。これはいわずもがな、お金がお金を生むという邪道な使い方です笑。
以上のように、消費も投資も、単なるタンス預金だけでは得られない価値を生み出してくれます。お金を使うことは、一方では無駄に見えますが、一方では生産的なのです。
自己認識
第二に、自分の性格や嗜好を再認識できるからです。
お金が価値を生み出すのは前述したとおりです。
ですが、その価値の大きさは、当然お金を使う人により異なります。
なので、自分が感じる価値の程度を実感するためには、自分で実際にお金を使い、そこから得られる価値の大きさを自分で実体験するしかありません。
そして、この価値の程度は、そのままその人の趣味や嗜好の方向性を示す基準になります。
たとえば、自分の嗜好に合うコーヒーは、スタバやドトールなどのカフェなどに実際に出向いて、そこで売られている色々な種類のコーヒーを試しに注文して、その中から自分の感性が反応するコーヒーを発掘することで、はじめて見つけることができるでしょう。
世間の声ももちろん大切な判断材料ですが、それはとどのつまり他者の意見や感想です。
他者の意見や感想は、他者の趣味や嗜好を示す材料に過ぎません。
自分の趣味や嗜好は、自分の実体験を通してはじめて可視化するものなのです。
まとめ
多くの人にとってお金は労働力を提供した対価として得られるもの。
ですから、そのお金を軽々しく手放すことに一定の抵抗を覚える方も多くいると思います。
ぼくも数年前までは節約思考に支配されていて、消費に意欲も楽しみも感じられませんでした。結果的に、刺激がなく、変わり映えもない虚無に満ちた生活を過ごしていた覚えがあります。
ですが今では、最低限の節操は(貯金200万円)保ちながら、余剰資金の一部を使い、自分が気になる食べ物を食べたり、行きたい場所に電車で遠出したりするエネルギッシュな日々を過ごすことができています。
過度な節約志向は、懐を潤してくれます。
一方で同時に、人生を干からびた味気ないものにしてしまいます。
皆さんも、一定の予備資金を確保した後は、余剰資金を消費や投資に配分して、未知の新しい価値を得たり、自分の嗜好を再発見したりできる充実した旅へ出立してみてはいかがでしょうか。
【ドラゴンボール】DBとインフレ論
こんにちは、あきとです。
ドラゴンボールはワンピースと並ぶ日本を代表する二大アニメ作品。
ぼくも父親が見ていた再放送を通してドラゴンボールを知り、その物語の深さや必殺技の魅力の虜になる人生を歩んできました
今回は、そんな魅力を語りながら、ドラゴンボールのインフレ現象について語りたいと思います。
ドラゴンボールの魅力
ドラゴンボールは、共感・感情移入できる魅力的なキャラクターの存在と、安易には予測できない巧妙なストーリー構成の二つの軸がその圧倒的人気を支える要素だと思います。
キャラクター
まず、個性が霞んでしまうキャラが一人もいません。各キャラの個性がその他多数に埋没していないのです。
たとえば、
悟空はサイヤ人譲りの負けん気の強さと地球人譲りの優しさを兼ね備えた主人公。
ベジータはサイヤ人の王子としての気概とプライドをもつ主人公の良きライバル。
亀仙人は悟空やクリリンの師匠として武道の基礎を伝授した武道の達人。
ブルマは悟空とともにドラゴンボールを探し求める科学者の天才娘。
DBのキャラは、すべてが個性的であり、すべてが魅力的なのです。
ストーリー
敵との攻防戦は、DBの一番の見せどころですよね。
ぼくが評価したいのは、主人公が敵を圧倒して結末を迎えるような陳腐なストーリー展開を見事に回避している点です。
特に、フリーザ戦は歴史に残る戦闘でしたね。千変万化する戦局で展開される一進一退の攻防。その末に見えた勝利への一筋の光明と敗北への暗澹たる絶望。手に汗握る展開とはまさにこのことです。ぼく自身も、希望と絶望に幾度となく打ちひしがれながら、フリーザ戦を食い入る様に眺めていた覚えがあります。
DBは、その勝敗の行方が常に一本の細い綱の上で駆け引きされる躍動感と緊張感に満ち満ちているのです。
決してご都合主義に陥らない物語構成は、DBの魅力の一つに数え上げられるでしょう。
インフレ
ドラゴンボールは、その物語の進行に伴い、インフレが加速度的に進んでいることが指摘されています。
ちなみに、ぼくもです笑。
ここでいうインフレとは、戦闘力1単位の価値が低下することです。経済学におけるインフレは、お金の価値が下がることをいいますが、この「お金」が「戦闘力」に入れ替えてみてください。
たとえばZの初期は、敵の戦闘力が1,000程度でしたが、その値は徐々に五桁、六桁になり、今や「億」とか「京」の領域にまで及んでいる始末です。
否インフレ
突然ですが皆様は、ドラゴンボールに登場する必殺技をどれくらい覚えていますか。
とりあえず、アニメの中だけで考えてみます。
- 悟空ーかめかめ波、元気玉、界王拳、瞬間移動、じゃんけんぐー!
- クリリンー気円斬、かめはめ波
- ピッコロー魔貫光殺砲
- ベジーターギャリック砲、ファイナルフラッシュ、ビッグバンアタック
- ヤムチャー浪牙風風拳
- ほぼ全員ー太陽拳、舞空術
だいたいこんなところです。
必殺技の数は、多くても五つ程度。
しかしDBは、10年近くも連載された人気バトル作品です。にもかかわらず、必殺技の数が片手で数えられる程度しかないのは、改めて考えると若干少ないとは思いませんか。
この点が、DBのインフレを語る上で欠かせないもう一つの点です。
DBは、各必殺技の価値を風化・低下させずに物語を展開させています。
一般的なバトル作品では、新必殺技の登場は、消費者側の注目と人気を容易に確保できる便利な手段と捉えられています。ですが、DBは、そんな安易な手段に頼らずに、一つ一つの技を大切にして、それを物語を通じて使い続ける工夫をしているのです。
この点で、DBは、バトル作品特有のインフレを見事に回避しているといえるのではないでしょうか。
まとめ
物語が進めば、味方も強くなるし、相手も強くなります。
そのためバトル作品では、新必殺技が続々と考案されることが珍しくありません。それが物語に覇気と刺激を与え、その影響で新たなファンを獲得できることもあるからです。
ですが、DBは違います。
安直な必殺技の増殖を避けて、既存の必殺技の価値を守り、それの価値を受け継ぐ。
DBはそれを「美徳」としているようにすら思えます。
今後もDBは、新シリーズ「超」の漫画・アニメを軸にその製作が続けられていくでしょう。DBがその物語を続ける限りは、この美徳を守り続けてほしいですね。
【DeepL】翻訳ツールと卒論の執筆
こんにちは、あきとです。
公務員試験が終了したのも束の間、次なる敵は卒業論文です。
ぼくは国際政治学、中でもアメリカにおける移民問題を研究テーマにしています。
内容が内容だけに、国内の文献は当然のこと、諸外国の雑誌や論文も参考文献として含めなければなりません。
ぼくは英語が読めないわけではありません。ですが、政治や思想に関する文章を英語で読解(というよりもはや解読)する時間や手間が少々惜しいと感じてしまうわけです。
そこでご紹介するのが、DeepLという英語翻訳アプリです。
- DeepLの概要
- DeepLの機能
- DeepLの画面<Windows web ver>
- DeepLの画面<Windows app ver>
- DeepLの翻訳性能
- DeepLの効果的な使い方
- 注意:PDFの翻訳
- まとめ
DeepLの概要
DeepLとは、「世界一高精度な翻訳ツール」のこと。
対応している言語は、日本語や英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、中国・・・など多数
運営している会社はドイツのケルンに本拠地をおいており、日本を含む世界数十か国でDeepLを展開しています。
次は、具体的な機能の紹介です。
DeepLの機能
DeepLの機能。それは第一に翻訳、第二に翻訳、第三に翻訳です。
また、無料バージョンと有料バージョンが用意されています。
有料プランは、月数百円で加入できるらしく、一度に翻訳できる文字数が無制限になり、他にもAPIみたいな謎の機能が使えるようになるそうです。ちなみに、無料のままでも、最大5000字までならどの言語でも翻訳することができます。
卒論で必要な箇所だけ翻訳したい僕みたいな人であれば、わざわざ課金して有料バージョンを使う必要はなさそうですね。
DeepLの画面<Windows web ver>
これが、ウェブバージョンの画面。
目障りな広告やマスコットキャラがいない精錬されたデザインですね。おかげで、集中力をかき乱すことなく、一心不乱に翻訳作業を進めることができます。
使い方は、左に翻訳したい文章を入力したりペーストしたりするだけ。
無料バージョンであれば、翻訳できる文字数の上限が5.000字なので、もし10,000文字を入力したい場合には、二回にわけて翻訳する必要があります。
web versionがあるということは、app versionもあるということ。
appの画面は、こちらです。
DeepLの画面<Windows app ver>
さすがはアプリ。
web verからさらに不要な要素を削ぎ落したことで、さらにシンプルでスタイリッシュなデザインになりました。使い方や文字数制限については、ウェブバージョンと変わりません。
DeepLの翻訳性能
翻訳サービスの本髄は、デザインよりも翻訳の精度です。というわけで次に、具体的な翻訳性能をご紹介します。
題材は、とりあえずBBCニュースの記事を選んでみました。。
Google翻訳とDeepL翻訳の双方を比較してみます。
結論を先に言います。Google翻訳はThe直訳、DeepLはThe意訳でした。
読みやすさでいえば、DeepLの圧勝です。
まずは、Googleから。
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<GOOGLE翻訳>
<DeepL>
声明の中で、レバノンの国営電力会社は、国の電力の約40%を供給している2つの発電所の閉鎖も確認しました。
伝えられるところによると、彼らの閉鎖は電力網の「完全な停止」につながり、「その間に操業を再開する可能性はない」と述べた。
アルジャジーラは、国営電力会社の事務所の外にある北部の町ハルバでの抗議と、トリポリ市でタイヤを燃やして道路を封鎖している住民を報告している。
国はまた、2020年8月のベイルート爆発の余波に取り組んでおり、219人が死亡し、7,000人が負傷した。
爆発の後、政府は辞任し、政治的麻痺を残した。ナジブ・ミカティは、前政権が辞任してから1年以上経った9月に首相に就任した。
先月、過激派グループのヒズボラは、不足を緩和するためにイランの燃料を国に持ち込みました。その反対派は、グループがその影響力を拡大するために燃料供給を使用していると言います。
DeepL:
レバノンの国営電力会社も声明の中で、2つの発電所の停止を確認しました。この2つの発電所は合わせて同国の電力の約40%を供給しています。
声明によると、発電所の閉鎖により電力網が「完全に停止」し、「当面、運転再開の可能性はない」とされています。
アルジャジーラによると、北部の町ハルバでは国営電力会社のオフィス前で抗議活動が行われ、トリポリでは住民が燃えるタイヤで道路を封鎖しているという。
また、同国は2020年8月にベイルートで発生した219人の死者と7,000人の負傷者を出した爆発事故の余波にも悩まされています。
この爆発事件の後、政府は総辞職し、政治的には麻痺状態となった。9月にナジブ・ミカティ氏が首相に就任したが、前政権の退陣から1年以上が経過している。
先月、過激派組織「ヒズボラ」がイラン製の燃料を持ち込んで不足を解消した。ヒズボラの反対派は、ヒズボラがこの燃料供給を勢力拡大のために利用していると主張している。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
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タイトルの翻訳性能
- Lebanon left without power as grid shuts down
普通に訳したら、「レバノンンは、送電線が落ちて電力がなくなった」みたいになりますよね。
Googleの場合は「グリッドがシャットダウンしたため、レバノンは電力が供給されないままになりました」。かなり片言の直訳です笑。
一方でDeepLは、「レバノン、送電網が停止して無電力状態に」です。タイトルの訳し方がタイトル然としています。日本の新聞で掲載されても特に違和感は抱きませんね。
実は英語記事のタイトルを訳す作業はかなり至難の業。時制の省略などを意識しなければならないからです。DeepLは、それを卒なくこなしてしまうのですから、その機能の優秀さには頭が下がる思いです。
内容の翻訳性能
DeepLは内容面でもGoogleを大きく上回る翻訳精度を誇ります。
たとえば、以下の文章の翻訳を比較してみましょう。
「Many Lebanese people already depend on private diesel-powered generators for power. These however have become increasingly expensive to run amid the lack of fuel, and cannot cover for the lack of a nationwide power grid.」
Google:多くのレバノン人はすでに電力を民間のディーゼル発電機に依存しています。しかし、これらは燃料不足の中で実行するのにますます費用がかかり、全国的な送電網の不足を補うことはできません。
DeepL:レバノンでは、多くの人々が自家用のディーゼル発電機で電力をまかなっています。しかし、燃料が不足しているため、発電機のコストはますます高くなり、全国的な電力網の不足を補うことができません。
内容自体はGoogleでもDeepLでも十分に理解することができます。ですが、その読みやすさは、DeepLに軍配が上がるようです。
たとえば「depend on」は、Googleでは「依存する」、Deepleは「まかなう」と訳されています。
ですが、電力は発電機でまかなうものであり、「依存する」という不可思議な動詞を使う場面は日本でもあまり多くありません。
この場面だけでも、Googleが圧倒的に直訳に「depend on」している様をご理解いただけると思います。
DeepLの効果的な使い方
ぼくは、卒論で引用したい英語の文献があり、その英語の読解に時間がかかりそうな場合に限り、DeepLを半ば翻訳の補助的なツールとして使用しています。
あくまでDeepLは補助的な道具です。
またぼくは、DeepLの翻訳に絶対的な信頼を置いているわけでもありません。超高性能ツールといえども、その実態はプログラミングされたツールにすぎないからですなので、翻訳結果を疑義なく信頼するのは大変に危険。
ちなみにぼくは、DeepLの翻訳結果が得られたら、自分でも該当箇所を再度検討してみるようにしています。やはり人間の目で、文脈相互の意味を確認した方が安心ですからね。
たとえば、もし「Not」のかかる箇所が間違えていれば、それは論文の結論の方向性を左右する無視できない要素になります。
結局自分で検討するなら、最初から自分で訳した方が早いと思われるかもしれません。ですが、自分が何の前提知識もないまま難解な英文を読解するよりも、DeepLの高精度な翻訳結果を事前に読んで、該当箇所の概要を把握してからその英文を読解する方が、圧倒的に時間も手間もかからずに英文を読みこなすことができるのです。たしかに、簡単な英文であれば、逐一DeepLに頼るよりも、はじめから自分で読解した方が時間効率がいいかもしれませんが、難解な英文は、一度DeepLを介在した方が、そのあとの自己確認が非常にスムーズに進むことはぼくの経験上間違いないと思います。まあ、お好きなように使ってみてください!
注意:PDFの翻訳
PDFをコピペして翻訳しようとすると、不可解な箇所で段落が途切れてしまう現象に見舞われることが往々にしてあります。これは、GoogleでもDeepLでも同じことです。
段落が意図しないところで途切れるので、若干ストレスがたまります笑。
そこでぼくがつかっているのが、ウェブブラウザのURL欄。
やり方は簡単です。
- PDFの該当箇所を「Ctrl+C」でコピー
- URL欄に「Ctrl+V」で貼り付け
- URL欄を「Ctrl+A」で全選択
- 全選択した箇所を「Ctrl+C」でコピー
- DeepLの該当箇所に「Ctrl+V」でペースト
これで完了です。
5つのステップだけで、PDFをストレスなく訳すことができます。
ちなみにwindowsのapp verであれば、手順4の全選択の後に「Ctrl+C+C」を押すと、その部分を自動でペースト・翻訳することができます。
「Ctrl+C+C」の部分は、DeepLに自由に設定できるショートカットキーです。各自使いやすいキーに変えることもできます。
まとめ
Google翻訳は翻訳ツールの代名詞といえる存在でした。ですがこれからは、DeepLがその牙城を切り崩すと期待しています。
卒論と戦うぼくからすれば、DeepLの地に足着いた正確な翻訳性能は、今や手放すことができないぼくの右腕のような存在です。そう考えると、昔の人は、辞書とテキストだけを頼りに論文と格闘していたのですから、その優秀さには頭が下がる思いです。
さて、卒論の完成まであと少し。最後まで気を抜かずに、悔いのない作品に仕上げられるように努力したいと思います。
【多様性】美辞麗句に包まれた多様性に疑義
こんにちは、あきとです。
巷で人気のキーワードとなりつつある「多様性」という言葉。
ぼくは昔から、多様性というこの言葉が、世間の至るところで称賛されて、美化されている状況に、多少なりとも違和感を抱いていました。
どうしても説教じみた美辞麗句のように聞こえてならないのです。
今回は、多様性のある社会に焦点をあてたぼくなりの考えを述べていきたいと思います。
多様性
そもそも、多様性って何なのでしょうか。
wikipediaにはこうあります。
多様性とは、「幅広く性質の異なる群が存在すること」
なんだか、わかるようなわからないような感じです。
多様性が使われる言葉としては、たとえば「生物多様性」があります。
生物多様性は、自然界はいろいろな生物で構成されており、それが地球環境の豊かさに寄与していることを指しています。
この場合、生物多様性の目的は、地域全体に住んでいる種々様々な生物の生存を保証することです。種の多様性が豊かな地球環境を創造するからです。
つまり、目的はあくまで「環境保護」であり、「種」の多様性の保障はその手段にすぎません。
やみくもに種を増やすことは、一切奨励されておらず、だからこそ、外来種の規制が各国で行われているともいえましょう。
持続可能性がない雑多な環境は無秩序な地獄絵図と化します。
つまり、多様性のある社会とは、「持続可能な秩序の確保を一義的な目的とした多様な人物・種の共同社会」を指すと思うわけです。
多様性と秩序
秩序の成立は、多様性のある社会の成立の前提条件です。
そして秩序は、社会の構成員による規範や価値観の相互の共有により生まれます。
たとえばシリコンバレーは、人種や国籍が異なる多様な人が一堂に集積した世界的な投資・ビジネス市場です。
この市場が、秩序と統制のとれた多様性を確保できる根拠はどこにあるのでしょうか。
それは、社会の構成員が、互いに何らかの要素を共有しているからです。
たとえば、意思疎通としての言語である「英語」。あるいは、企業業績の向上や製品の開発・改良等のビジネス上の「目標」。
言語と目標の共有は、社会に秩序を成立させるための核となる要素です。
シリコンバレーには、この二つの要素を相互に共有できるビジネス環境があります。
このように、秩序の成立は、社会が多様性を確保しながら持続的に発展するために不可欠な要素だといえるのではないでしょうか。
偽多様性
多様性とは、安定的・持続的な成長に基づく自由で多様な共生社会のことを指します。
決して、無秩序な混合状態を指す用語ではありません。
ですが最近は、平等や普遍的人権の名のもとに、すべての価値を等閑視して、その価値を受け入れられない人を、まるで悪の権化のごとく糾弾する例が散見されるようになりました。
百歩譲って、すべての価値が平等であると仮定しましょう。
ですが、その価値をすべて等しく受け入れるべき義務がぼくたちにあるわけではありません。
逆にいうと、すべての価値を無制限に受容したら、その社会の平穏と安寧が崩壊するのは時間の問題です。
なぜなら、その社会はもはや、言語も習慣も文化も規範も十分に共有できていないからです。
多様性は確かに大切な価値観です。
ですが、多様性の内実を知り、それがぼくたちの社会に及ぼす効果や影響を深慮することも、それと同じか、それ以上に大切なのではないかと思います。
まとめ
多様性という言葉の心地よい響きに酔心してしまう人は一定数いるでしょう。
ですが、多様性がある社会の根底には、秩序が成立していなければなりません。
正確にいえば、秩序の成立は、多様性のある社会の構築と同時進行で行われるべき事柄です。
さまざまな人種や価値観の存在を重んじる態度にはぼくも大いに賛成です。出自や国籍だけで人の価値を画一的に定めるのは、傲慢極まりない尊大な態度だと思います。
ですが、だからといって、それらを無制限に受容して社会の多様さを徒に増幅させるべき義務はどこにもありません。度を越えた多様さは、秩序を崩壊させる危険を内包しているからです。
月並みな言い方にはなりますが、結局物事はバランスです。多様性も、バランスです。
このバランスを考えるのが難しいのですが、まあそれは政治家やお偉い学者さんのお役目。平凡なぼくたちは、社会の実情や変化を見ながら、多様性という言葉について考えつづけていくことが大切なのではないかと思う次第です。
【ブログ】Wordpressとはてなブログ
ぼくは去年くらいまで、Wordpressを利用してブログを書いていましたが、最近はてなブログに引っ越してきました。
記事自体は移行していないので、正しくは新しくブログを新設したことになりますね。
今回は、ぼくがWPをやめるにいたった経緯や、はてなブログを使うことにした理由をご紹介していきます。
目次
Wordpressの利用開始
ぼくがWordpressをはじめた契機は、ネット上における自分のプラットホーム的を作りたかったからです。
とはいいつつ、記事をバズらせて衆目を集めたい願望はあまりありません。
自分専用のサイトを立ち上げて、そのサイトに自分好みのカスタマイズを施してみたいと考えていただけです。
単なる好奇心ですね。
ぼくがWordpressを選んだ理由は、このサービスが自分の思い通りにブログを構築できるカスタマイズ性能に優れているという評判を聞きつけたからです。
Wordpressの利用停止
とはいいつつ、ぼくはWordpressをはじめて一年足らずで有料でブログを継続する試みを断念することになります。
理由はただ一つ。
ブログの執筆は、ぼくの趣味の一つにすぎないので、そこに大金を投じる意義を見出せなかったからです。すなわち、ブログはぼくの自己満足。
であれば、月額料金を要しないサービスで、細々と自分の発信を続けていく方が、マイペースな自分の性分にもあっているのではないかと考えたのでした。
はてなブログの利用開始
ぼくがWPの後継として選んだブログが、はてなブログです。
理由は、知名度。
お金がかからないのはもちろん、サービスの運営が盤石である点も判断材料でした。
無料ブログだと、やっぱり気軽です。
自分が執筆したい頻度でコツコツと記事を積みあげて、世界にただ一つの自分だけのプラットフォームを創造していく。誰にも命令されず、自分のペースで執筆を楽しめる。
マイペースに事が進められるのは大変魅力的なのです。
お金をかけていないので、執筆をサボタージュしても、罪悪感を全く抱かないですし、下手に執筆への焦燥感に駆り立てられることもありません。
平穏・安寧に執筆に嗜みたいぼくは、無料のサービスで事足りるのでした。
おわりに
有料ブログであろうと無料ブログであろうと、どちらを使うかは人の自由。
自分の目的にあうサービスを見つけて、自分好みの使い方をすればいいだけです。
ぼくの場合は、「無料」と「最低限のカスタマイズ性」の二点を考慮してはてなブログを選びました。一方で、広告収入やSEOを重視したブログの運営を望む場合は、逆に有料で高度な機能性が特徴のWordpressのようなブログを選ぶ方がいいのかなと思います。
【ダンボール戦機】ダンボール戦機の魅力と想い出
こんにちは、あきとです。
ぼくが小学生・中学生のころの世代のアニメといえば、イナズマイレブンやダンボール戦機です。毎週水曜夜7時には、親や妹からテレビのチャンネル権を剥奪してテレビ東京に夢中になっていた覚えがあります。
そして、約10年の時を経て、ぼくは再度ダンボール戦機のアニメやゲームの虜になってしまうのでした。
ダンボール戦機
ぼくがダンボール戦機に出会うのは中学一年生の頃です。当時仲良くしていた友達が自他ともに認めるゲームオタクで、その友達からおすすめのアニメ・ゲームとしてダンボール戦機を紹介されたのが、ぼくとダンボール戦機の馴れ初めでした。
オタクの彼はもちろん色々なゲームソフトに親しみがあり、ダンボール戦機もその一つ。ぼくは彼からゲーム機を借りて試しにプレイしてみたのですが、その魅力の虜になるのに時間はかかりませんでした。
ぼくもダンボール戦機を見たい!ぼくもダンボール戦機のゲームで遊びたい!
その時からぼくは、男子さながらのそんな欲望に苛まれるようになりました。
節制と獲得
一方で当時のぼくの家はゲームが禁止されていました。DSもPSPもXBOXも家にはありません。
ゲームをするためにはハードウェアとしてのゲーム機が不可欠です。そのためぼくは、PSPが購入できる金額の達成を目指して、自分のお小遣いを貯める節制生活を始めることになりました。。
この苦労が実り、中学一年生の夏ごろには目標を達成。ぼくは貯金を片手に握りしめて秋葉原のヨドバシカメラへ直行。店員さんに「PSPほしいでちゅ!」と申述して、見事念願のゲーム機『PSP』を獲得したのでした。
ゲーム三昧
ゲーム機の獲得がぼくの私生活にもたらす影響は極めて甚大でした。タイムスケジュールが学校中心からダンボール戦機中心へと大転換を遂げたからです。コペルニクス的転回ともいうべき世紀の大転換です。
特にぼくが夢中になったのは、自由自在な機体のカスタマイズ性です。
強い武器やコアアイテム(機体のCPUや動力源等になるアイテム)の組み合わせは無限大。中でも、敵の機体や武器の特性を分析して、最大効率で敵を撃破できるカスタマイズを熟慮するのは最大の醍醐味でした。また、強い武器は当然高難度のステージ(ランキングバトルやクエストBBS)のクリアが獲得の絶対条件ですから、そのためにも、毎日賢明にプレイを重ねて、プレイヤーや機体、武器のレベルに磨きをかけ続けなければなりません。
こういう試行錯誤の連続が、ダンボール戦機の最大の魅力でした。そして、試行錯誤の果てに、自分が納得できる最強の機体が完成した瞬間には、自分が過去に経験したことのない達成感を得られたのを今でも思い出せます。
私事ですが、好きな機体はルシファーやアポロカイザー、プロトゼノンです。特にルシファーのボディーパーツがお気に入りでした。
差押え
しかし、偶然ではなく必然。
生活の軸が中学校からゲームに移り変わると同時に、ぼくの成績は急降下。その原因は専らPSPです。当然ながら、ゲーム機は親の差押えの憂き目にあい、ぼくはしばらくダンボール戦機と距離をおかなければなりませんでした。
ただ、親の親切心で、差押え後も一日30分程度はPSPを触ることができました。
回帰
時は流れ、当時中学生だったぼくも今では22歳の立派(?)な大学生。そんな大学生が、ダンボール戦機のアニメやゲームに再燃しているのがいまのぼくの状況です。
みなさんも、自分が子供の頃に見ていてアニメに懐かしみを覚えて、ふとそれをもう一度見たくなる瞬間はありませんか。アニメに限らず、ゲームでも漫画でも、ドラマでも映画でも構いません。過去に郷愁を感じて、それを追体験したくなる心理現象は、誰にでも起こりうるものだと思います。
ぼくがダンボール戦機に抱いた感情もまさにこれ。突発的にLBXバトルがしたくなり、同時にストーリーを改めて振り返りたくなりました。ちなみに、PSPの本体やゲームソフト(UMD)などは無事に部屋の奥底に安置されていたので、ぼくは追加投資なしで揚々とゲームをプレイすることができています。
余談(迫る卒論)
ぼくはいま22歳であり大学の年次は四年生。大学四年生が直面する生死の分水嶺。それは卒論。
卒論の提出時期が迫る中でぼくはダンボール戦機に再燃してしまいましたが、果たしてぼくの卒論は無事に日の目をみることができるのでしょうか。ダンボール戦機に日々を侵食されないのでしょうか。やや不安であります。
提出時期は12月なので、時間的な猶予もあまりない状況です。加えて、今月末ごろには、卒論提出予定の学部生が、卒論の概要をまとめたレポートを用意して、その内容を教授たちの前で発表しなければならないイベントが待ち構えています。
卒論の成否は卒業の成否です。
就活が無事に終了した今、LBXバトルに時間をとられて、卒論の提出が間に合わなくなるなんて、そんな冗談めいた地獄絵図は決して見たくはありません。ダンボール戦機はほどほどに、卒論と格闘することにいたします。
ちなみに、現時点の文字数は約2万字。さて、卒論の執筆に戻るとします。
気付けば間もなく3万だった!